【本紹介】がん ある完全治癒の記録 〜その2〜

【本紹介】がん ある完全治癒の記録/アンソニー・J・サティラロ著 〜その2〜

 

では、今回は個人的に気になったところを見ていきたいと思います。

 

まずは、癌になってしまった著者がどんな食生活を送っていたか、ですが、

ずっと独身で、食事は全て、レストランで済ますのが習慣だったとのことで、

「豊かなアメリカ人のほとんどがそうであるように、私も朝のベーコンとソーセージから夜のステーキと牛のあばら肉(プライム・リブ)まで、ほぼ毎食、肉を食べていた。

魚はめったに摂らず、たまに嗜好を変えたいときに食べるぐらいだった。」

「私は食事のうちとりわけデザートが好きで、体重のコントロールが順調にいっているときには二人前を奮発することもあった。

食事に関して気を遣うのは、体重を増やさないということだけだった。」

ま、癌にもなりますよね…って感じですね。

デザートが好きということで陰性の強いものも食べていますが、ほぼ毎食、肉ということで、陽性過剰の癌である前立腺癌ができたというのも納得です。

 

次は…

著者の癌に対する食事の指導内容ですが、

全ての肉類、白パンや粉製品を含む精製穀類、砂糖類一切、油類一切、木の実、果物、炭酸飲料、合成化学添加物や保存料の入った食品も禁じ、

標準食に含まれている少量の魚、果物のデザートや他の天然甘味も好転の徴候が出るまでは禁じたとのことです。

あとは衣類も皮膚をいためる化学繊維ではなく、木綿製にすることが指導されたようです。

ちなみに粉製品については、精製されていない完全穀物製、全粒粉のものであろうとも、

マクロビオティックの理論では粉製品が体内で粘液を生産し、体組織の円滑な毒成分排出を妨げるとされている、とのことです。

 

次は…

きっかけになったヒッチハイカーが「癌のマクロビオティック療法」という小冊子を送ってきてくれた時のことですが、

マクロビオティックに懐疑的だった著者は、その小冊子の中から女性医師が乳癌を治した、という例を発見しまして、

それが本物の医師なのか、それとも小冊子に信憑性を与えるために捏造された架空の名前なのか調べるためにすぐに電話をしたところ、

なんとその女性医師は、悪化して病院で死にかかっている…という状況でした

著者が「なるほど。つまり、あなたは私の質問に答えてくださった。マクロビオティックでは癌が治らないということだ」

と言うと、彼女の夫は「そうじゃない。驚くほど効くんです。食事療法をちゃんと守っていたときは、ほんとうに効いていたんです。あいつは確かに回復の兆しを見せていたんだ。

でも、守れなかったんです。決められた食事が、どうしても好きになれなかったんですよ」

というやりとりあったのですが、

癌を一度治しても、マクロビオティックから外れた食生活を再びしてしまうと再発する、ということですね。

よく体の細胞は何年で全て入れ替わる…なんて話がありますが、

マクロビオティックでは7年かかって全ての体細胞が新しくなり、癌が完全に排除される…ということですので、

やはり特に癌ほどの病気の場合は、最低でも7年間はマクロビオティック食を続けるべき…といったところですね。

 

最後に著者がこの期間中に出会った、マクロビオティックで病気が治った人たちの例も紹介しておきます。

 

まずは、長い間、月経期間の痔出血と精神不安定に悩まされていた40~50代の女性

この女性は2つの症状を消すためにリチウム剤、トリアヴィル剤、ヴァリウム剤、フェラ硫酸塩剤、ビタミン剤など、1日9錠も服用しており、ボロボロだったそうですが、

娘がいつの間にかマクロビオティック料理を作り始めていて、自分もマクロビオティック食を試してみたら、

2ヵ月で薬がいらないようになり、痔出血も徐々に治っていき、2~3ヶ月で極度の抑鬱状態がなくなったそうです。

 

そしてその女性の夫も、勃起不全(ED)という悩み、しかもあらゆる医師や精神分析医などにもかかったが何の成果も出ず…というところからマクロビオティックを始めたのですが、

回復の兆しが出るまでに6ヵ月かかったそうですが、1年もすると問題はほとんど解消したとのことです。

ちなみに排尿や排便にも苦痛が伴っていたそうですが、

マクロビオティック的に見ると、下半身の経絡が脂肪で塞がっており、その結果として生殖器ばかりでなく、下腹部の機能が全て低下していたとのことです。

 

次は61歳の男性の話で、彼は6年前に膵臓癌が発覚、しかも腫瘍はこぶし大で、十二指腸にも転移して広がっていた、というものでした。

膵臓癌は癌の中で最も難しい、とも言われていますが、この男性は

化学療法を一度だけ行った後、マクロビオティック食を始め、1年で癌が消えた、とのことです。

彼はそこから「奇蹟のマクロビオティック療法」という本を書き、全国を講演して歩いており、著者も感銘を受け、勇気づけられ、癌の治癒へと向かっていったわけですが、

彼は著者と出会ってから1年後、膵臓癌にかかってから7年後に息を引き取ってしまいました。

その半年前に引いた風邪がなかなか治らずに苦しんでいたようで、死因は肝臓感染症と断定され、死因に癌は全く関与していないとのことでした。

彼の妻によれば、彼はそのこじらせた風邪を何とかしようと悪戦苦闘し、食事を変えたらしい、とのことですが、

どういう食事内容に変えたのか、そこも知りたいところでしたね。

 

では、300ページほどもありますが、興味を持たれた方は是非、読んでみて下さい。

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